・「クロスの張替え時期がわからない」
・「どの種類を選べばいいか難しい」
・「掃除や手入れはどうやるの?」
家のクロスには、耐用年数があり時期がくれば張替えの必要があります。
しかし張替えの正しい時期や基準がわからず、工事を決めかねている人が多いことも事実……。
そこで今回は、クロスの「張替え時期」や「目安」、「張替え後の手入れ方法」などを紹介していきます。
今後のクロス選びの参考に、ぜひチェックしてみてくださいね。
クロス張替えの時期は?
約10年ごとの張替えが理想
クロスの張替え時期は、約10年。
ところが、張替えをしたほうがいいタイミングは、部屋の使用用途や環境によっても異なります。
また、耐用年数を大幅に超えて使用し続けると、いざ張替えようとしたときには接着剤の劣化でうまく剥がせず、余計に費用がかかってしまうことも……。
そうなってしまう前に、経年劣化などで表れるクロスの張替えの目安を確認していきましょう。
張替えの目安
☑変色・色褪せ
クロスの変色や色褪せは、紫外線による日焼けやたばこのヤニなどが原因で起こります。
☑繋ぎ目の浮き
クロスの繋ぎ目の浮きは、クロス同士の繋ぎ目に汚れが溜まることで、徐々にクロスが剥がれていき起こります。
☑しわ・たるみ
クロスに表れたシワやたるみは、下地材の収縮や湿気によってクロスが収縮を繰り返すことで起こります。
☑カビ
クロスのカビは、洗面所などの湿度が高い場所で発生しやすくなります。
また、水漏れが原因の可能性もあります。
クロスの種類
張替えを考え出したら、次はクロスの種類を決めなければいけません。
基本的なクロスの種類を紹介していきます。
●ビニールクロス
ビニールクロスは、シート状にした塩化ビニールに紙を裏打ちしてつくられたものです。
クロスの中で最も主流で、多くの建物で使用されています。
柄や色がバリエーション豊かなことが特徴です。
●紙クロス
紙クロスは、紙を原料にしてつくられたクロスのことです。
パルプや和紙、再生紙などさまざまな原料が使用されています。
とくに和紙は優しい風合いが特徴的で、和室などの壁に使用すると相性が抜群です。
●織物クロス
織物クロスは麻や絹、レーヨンなどを原料にしてつくられた織物に、紙を裏打ちしてつくられたクロスのことです。
高級感があり、結婚式場やホテルでも使用されています。
●機能性クロス
機能性クロスとは、加工を行い機能性を上げたクロスのことです。
機能性クロス
それでは、機能性クロスには、具体的にどのような性能があるのか確認していきましょう。
●消臭機能
消臭機能のあるクロスは、トイレやペットの部屋に向いています。
●汚れ防止クロスの性能
家族全員がよくいるリビングや、汚れやすいキッチンの壁に向いています。
●防カビクロスの性能
洗面所などの湿気が多く、カビが繁殖しやすい場所に適しています。
●表面強化クロスの性能
耐久性が高いため、子ども部屋やペットのいる部屋のような、キズや汚れがつきやすい場所におすすめです。
●抗菌クロスの性能
トイレのような菌が気になる場所の壁に適しています。
住みながらでも張替えできる?
仕事や学校があると、工事の期間に別の場所に移ることは現実的に難しいですよね。
クロスの張替えは、住みながら行う場合も多くあります。
工事期間は、部屋の広さや張替える部屋の数にもよって変化します。
具体的な期間や工事の時間が心配な人は、見積時などに業者に確認し、工事期間中の家族の予定を把握してことがおすすめです。
クロスの手入れ方法
クロスをよく見てみると、気づかないうちに汚れがついていたということはよくあります。
定期的にハケを使って優しく掃除してあげましょう。
また、目立つ汚れが付着している場合は、硬くしぼったタオルやクロスに使用しても問題ない中性洗剤を使用して汚れを落としましょう。
中性洗剤を使用したあとは、水を含ませたタオルなどできちんとふき取るようにしてください。
クロス選びのポイント
●柄の使い方に注意
クロスに、柄のついたものを選択する場合は、シンプルな柄や小さい柄にすることがおすすめです。
たとえば、リビングのクロスを主張の強い大きい柄のものにした場合……。
もともとある家具との調和を取ることが難しく、おしゃれな部屋にするには難易度が高くなってしまいます。
統一感のあるおしゃれな部屋を実現するためには、シンプルな柄のものにしたり、明るい色のクロスを一面だけに使用すると一気にグレードアップした部屋にすることができます。
●色の面積効果に注意する
面積の大きさによって、本来の色より明るく見えたり暗く見えたりすることを、面積効果といいます。
明るい色の場合は、面積は大きいとより明るく。
暗い色の場合は、面積が大きいとより暗く見えます。
そのため、いざ実際に部屋のクロスを張替えてみると、想像していた色と違う印象の場合があります。
クロスの色を選ぶ際は、面積効果によって色の見え方が変わることも考慮しつつ、慎重に選択することがポイントです。
●機能性クロスを使い分ける
家の場所ごとに、機能性クロスを使い分けると掃除やメンテナンスがしやすくなります。
家事の余計な手間を省くためにも、汚れやすい場所は汚れ防止性能のあるクロスを張るなど、適したクロスに張替えましょう。
●床との相性をチェック
クロス選びのコツは、現在の床の色や素材と相性のいい色のクロスを選ぶことです。
色の組合わせによっても、人に与える印象は変化します。
マッチする色がわからない場合は、プロの業者にアドバイスや提案を求める方法がおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
株式会社アールテックでは、確かな技術や知識で高品質な内装リフォームをお届けします。
クロスの汚れやキズ、経年劣化で張替えを迷われている方は、お気軽にご相談いただければと思います。
今回の記事が、あなたの疑問を解消しより良い住まいづくりの手助けとなりましたら幸いです。
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